貴重な湿地(名蔵アンパル)
石垣島のなかで唯一の大きな河ともいえる、宮良河の河口域には、マングローブの林が広がっています。
このマングローブの林は、国内最大の面積をもつとも言われています。
石垣島西部の名蔵アンパルは、ラムサール条約に基づいて、貴重な湿地として認められ、保護すべき湿地に登録されました。2005年のことです。
「ラムサール条約」というのは、1971年に制定された国際条約です。1975年に発効された、湿原の保存に関する条約です。
その目的は、おもに、水鳥にとって貴重な生息地である、湿地の生態系を守ることです。
日本語では、「特に水鳥の生息地として、国際的に重要な湿地に関する条約」というのが、その正式な名称になります。
「ラムサール条約」の名称は、イランの都市ラムサールから引用しました。
なぜなら、この国際会議が最初に行われた場所がラムサールだったのです。
まず、締約国が、水鳥の生息にとって重要な湿地を指定します。
その後、指定された湿地が、事務局の登録簿に登録されるのです。
締約国がすべきことは、指定された湿地を適正に利用し、保全していくために計画をまとめます。そして実施するのです。
イントラレーシック
では日本においては、どのような取り組みがなされているのでしょうか?
石垣島の名蔵アンパルもそうでしたが、まず、該当すると思われる湿地などを、鳥獣保護区特別保護地区に指定します。
そして鳥獣の捕獲はもちろんのこと、植物の採取や埋め立てなどの人為的な開発からも保護するために、さまざまな対応策をとっていきます。
1980年以降、締結国は、定期的に会議を開いています。
2005年11月8日におこなわれた、第9回締約国会議では、追加登録が発表されました。
それにより、日本では釧路湿原や尾瀬、琵琶湖など、登録地が一挙に増えたのです。増えた数は、20か所にもおよびます。
そして合計33か所となりました。日本が加入したのは、1980年です。
この時点で候補にあげたのは、釧路湿原です。
そして2006年現在で、150ヶ国が締結しています。
また、登録された湿地は1,591ヶ所に上ります。